今さら聞けないプロパー融資
社会人ならどなたも一度は聞いたことがあるかと思われる
プロパー融資。この単語も借入を視野に入れている方にとっては
重要フレーズですね。
意外と感覚でわかっていても説明できないのではないでしょうか?
プロパー自体の意味
プロパーとは英語で、「正しい」「適切な」「本来的な」「特有の」
という意味があります。
プロパー融資という単語の他に、プロパー社員、プロパーカードのようにも
使われます。
プロパー社員は(生え抜きの、正社員)の意味です。
プロパーカードは信販の分野で、信販会社が他社のとの提携なしに発行する
独自のクレジットカードのことを言います。
プロパー融資の対義語は信用保証協会の保証付き融資です
プロパー融資は日本語に直すと「本来的な融資」、「特有の融資」になります。
例えば三菱東京UFJ銀行が信用保証協会の保証をつけないであなたに融資した場合に
あなたは、三菱東京UFJ銀行からプロパー融資を受けたということができます。
信用保証協会をつけない本来的な、そしてその銀行特有の融資ということですね。
プロパー融資と信用保証協会の保証付き融資はどちらが借りやすいの?
信用保証協会の保証付き融資は金融機関が取りっぱぐれたら、信用保証協会に
代わりに払ってもらうのでリスクが少ないです。リスクが少ないということは
金融機関としても貸しやすいわけですね。
一方プロパー融資は担保は取りますが100%返済されるかは不明でリスクが高いので
よほど信頼されているか担保が優れている場合にしか借りられません。
プロパー融資のメリット
信用保証協会付きの融資は金利の他に保証料を支払わなければなりません。
この保証料を合わせた実質金利は、プロパー融資よりも高くなります。
いいかえるとプロパー融資の方が低い金利で借りられるというメリット
があります。
また、信用保証協会付きの融資には上限が決まっています。
基本的に、無担保ですと8000万円、有担保で2億8000万円と
なっています。
それ以上借入したいというときにはプロパーで借りるしかありません。
プロパー融資には上限が設定されていないのも特徴です。