個人事業主、フリーランスで利益が出そうな時には
経費を増やしたくなるものです。
ただ「浪費」してしまっては、来年の収益につながりません。
節度ある節税をしていきましょう。
一番お金が残るのは税金を払ってしまうこと
例えば300万円の利益が出たとします。その半分を
税金で取られたとしても150万円は手元に残ります。
なんだかんだ言って税金を払ってしまうことが一番
懐に残ったりします。
ただ、少しでも利益を減らしたいというのも人情です。
「浪費」ではなく「投資」になる支出になるようなものを
挙げていきたいと思います。
30万円未満のパソコンを買う
300万円の利益が出てしまって、何かに投資しようとするなら
30万円未満のパソコンを買ってしまうことをお勧めします。
30万円未満の備品は、青色申告であれば一度に経費にすることができます。
30万円未満の備品でしたら年300万円以内だたったら何個
でも買うことができます。
30万円未満のパソコンは10個までなら大丈夫です。
生産性が上がって売り上げが増えるような支出であれば投資と考えて
いいでしょう。
パソコンを買えばそれだけ支出が増えるわけですので懐に残る
お金は少なくなることは気にしておきましょう。
4年落ちの車を買う
車が必要かどうかをまず考えなければなりません。
もし、車があれば売上げが上がると予測されるのであれば
4年落ちの中古車を買うようにしましょう。
車は本来、1度には経費にすることはできません。
自動車の場合は6年間に分けて少しづづ経費になります。
300万円の利益が出たからと言って300万円の車を
買えば利益が0になるということではありません。
そこで4年経った中古車の登場です。中古車の耐用年数
は2年と新車に比べて4年も短くなります。そして
耐用年数2年で定率法だと1年で全額が経費になります。
ただ利益が出そうだからとあわてて12月に車を購入した場合
月割りで経費が計算されます。12分の1しか経費にはなりません
ので注意しましょう。
事業が調子がいい人ほど慎重に
事業が調子がいいと、「浪費」なのに「投資」していると自分に
言い聞かせて支出が多くなりがちです。ここでいかに支出を抑えることが
できるかで来年以降の飛躍につながってきます。
特に設備投資のあてがないのであれば、素直に申告して税金を納めてしまう
というのが経営の王道かと思います。
その納めた税金が世の中のためになっていると思えるような経営者は
かっこいいですね。