銀行はあなたの決算書のここを見ています

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決算書というのは、貸借対照表、損益計算書、勘定科目内訳書

のことだと思ってください。

銀行に決算書を持ってきてくださいと言われるときは、

税務申告書も持っていく必要もありますが、これは

税務署に提出している書類と、銀行に提出している

書類が同じかどうかを確かめるために税務署の

収受印が押されてあるか確認するためのものです。

 

貸借対照表ではここを見ている

1.現預金、売掛金などの流動資産の合計額を見ている。

2.借入金の合計と自己資本の合計を比較して

自己資本比率を見ている。

3.一年以内に返済しなければならない流動負債と

流動資産を比べて流動資産ほうが多いかどうか

見ている

4.設備などの固定資産の合計額と流動資産の

合計額などの割合を見ている。

 

これら貸借対照表の割合を調べてその会社の

安全性をチェックします。

 

損益計算書ではここを見ている

損益計算書では、その会社の成長性をチェックしたいので

およそ3期分用意します。

1.前々期、前期、今期と比較して売上高の増減額

2.前々期、前期、今期と比較して売上総利益、営業利益、経常利益

 の増減額

3.前々期、前期、今期と比較して、原価率(利益率)、経常利益率

 の増減率

4.各種経費で前々期、前期、今期と比較して大幅に増えたものは

ないか。

 

このようなことを調べて、売上高の傾向、利益の傾向、経費の

傾向を見ます。

売上高が減っていても、利益が増加していれば銀行は評価しますよ。

 

勘定科目内訳書とは

貸借対照表、損益計算書は現金勘定、預金勘定など勘定の

寄せ集めです。

それらの各勘定の詳細を確認するための書類の

ことを勘定科目内訳書と言います。

 

例えば貸借対照表に記載されている売掛金は

勘定科目内訳書に取引先ごとに金額が書いてあります。

その取引先ごとの金額の合計額が貸借対照表の

売掛金のところに記載されているんですね。

 

勘定科目内訳書も見てもらうので銀行はその会社の

ことをより詳しく知ることができます。

基本的に3期分を比べて見ますので勘定科目内訳書に

ずっと記載されている回収不能の売掛金などもチェック

されます。

なので、そのような不良債権がある場合は、今後どのように

回収するのか対策案を説明できるようにしておきましょう。

 

銀行には決算書を提出している時点で丸裸にされています。

決算書で後ろめたい部分がある場合は、あらかじめ対策を考え

説明できるようにしておけば大丈夫です。