1番重要なのは・・・
売上と利益です。
売上については、前期と比べてどうなっているのかを見ます。
横ばい、増加であれば銀行としても心配はしません。
減少していても少しぐらいなら大丈夫です。
ただ、大幅に減った時は、利益も見ます。
大幅に減ってはいても利益が出ていれば、不採算部門から
撤退したのかもしれないと考えてくれるからです。
売上減少が、業界全体のものなのか、競争激化のものだったり
するのか、原因を説明しましょう。
また、それに対抗する手段を考えているのか銀行は
経営者に聞いてくるので、答えられるようにしましょう。
利益もいろいろあるけどどの利益を一番評価するのか
損益計算書には、さまざまな利益があります。
売上から売上原価を引いた売上総利益、
売上総利益から販売費及び一般管理費を引いた
営業利益。
営業利益から、営業外費用、営業外収益を加味した
経常利益。
最後に経常利益から、特別利益、特別損失を加味した
当期利益があります。
これらの利益のうち銀行は経常利益を一番評価します。
当期利益は、特別利益や特別損失を計算したのち
の数字ですので、特殊な要因があれば乱高下します。
一方、経常利益は、毎期の通常業務で計算された
ものですので、前期、前々期と比較できるため
この利益を会社の状態を知る上で一番重要視します。
なので、経常利益をいかに上げていくかを経営の課題に
していくといいでしょう。